Cast & Staff

安田登
下掛宝生流能楽師
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。 著書に『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』、シリーズ・コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』(ともにミシマ社)、 『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『あわいの時代の『論語』: ヒューマン2.0』(春秋社)など多数。 https://twitter.com/eutonie

大島淑夫
精神科医
新潟大学医学部卒業後、東京大学形成外科及び関連病院に勤務。その後、精神科医として都立松沢病院、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院に勤務。 がんの専門病院でがん患者と家族の精神的なサポートを行う傍ら、鎌倉稲村ガ崎で心療内科・海街クリニックを開院。心理カウンセリングも行っている。 イナンナの冥界下りという神話を、がんを経験することで起こる様々な変化や変容、死と再生といった視点から捉え、自ら舞台に参加している。今回はネティ役で出演。

山下昇平
現代美術作家
宮崎県出身 筑波大学大学院芸術研究科洋画専攻修了。 造形作家・イラストレーター・舞台美術家など多分野にわたり活躍。
ジャンルを問わず評価される作風は、現代アートと商業デザインとのあいだで揺れ動く現代美術界において新たな指針を示している。 イナンナの冥界下りでは人形製作、舞台製作、照明を行う
http://shohey-yamashita.com

中川学
浄土宗西山禅林寺派の僧侶。イラストレーター。
05年、ドイツの美術出版社TASCHEN発行の、今世界で注目すべきイラストレーターを紹介した本「ILLUSTRATION NOW!」に選ばれ掲載される。また07年以来ロンドン発の雑誌monocleの挿絵、表紙絵を手掛けるなど、京都から世界へと活躍の場を広げている。 関西を中心に活躍する挿絵師集団<七人の筆侍>の一匹。イナンナの冥界下りのイラスト製作
http://www.kobouzu.net

ヲノサトル
多摩美術大学美術学部教授
1987年日本現代音楽協会作曲新人賞を受賞. 小川範子, 浜崎貴司, オノセイゲンなど様々なアーティストのプロデュース・作編曲・リミックスを手がける. 95年から「経理のヲノさん」の名でユニット 明和電機 の音楽監督を務め, 03年にはラウンジ音楽バンド ブラック・ベルベッツ にも参加.フランスの実験音楽レーベル SONORE から電子音楽作品を発表. 2009年より PLEASURE CHANNEL 名義でDJ, ダンストラックをリリース. 2012年にはエレクトロ・ユニット XILICON に参加. 近年は Co. 山田うん など舞台作品にも関わる. https://www.wonosatoru.com

空伊ナディア
ダンサー、パフォーミング アーティスト。当サイト英訳
イギリス ロンドン生まれ、16歳から日本へ。バレエやコンテンポラリーダンスを経て、中近東の踊りや能を通して神事としての舞と身体性を学ぶ。 活動は国内外のフェス、シアターホールから芝居小屋まで、ジャンルを超え多国籍の芸術家とコラボ・共演を重ね学び続ける。踊りは人間の先天的な表現の一つであると信じ、 身体と環境にやさしい動きを目指している。日英翻訳家。イナンナの冥界下りでは、ダンサー、翻訳通訳などを行う。 http://nadiah.co

高井啓介
関東学院大学国際文化学部比較文化学科・准教授。
キリスト教・宗教学を担当し、学部の宗教主事(チャプレン)を兼務。
イナンナの冥界下りの翻訳・監修。